大木に島の歴史を想う「梵音寺のタブの木」
海辺から「きつね坂」と呼ばれる小道を上ると、梵音寺の山門が現れます。
寺の名前は、かつて仏さまの声が聞こえたという言い伝えに由来するそうです。
粟島には、島をぐるりと囲むように札所が並ぶ「粟島88ヶ所めぐり」があり、その一番札所がこの梵音寺です。
近年は、島民の減少により道の整備やお接待が難しくなっていましたが、
地元の有志によって「道つくり」が続けられています。
境内に立つタブの木は、幹の凹凸が竜の目のように力強く、
2001年に香川県の保存木に指定されました。
長い時を超えて、今も島の人々と訪れる人々を見守っています。
ライターがすすめる3つのポイント
島のときを感じるパワースポット
歴史ある札所と、大地に根を張るタブの木が、島の悠久の時間を感じさせてくれます。
きつね坂の小道と桜が絶景!
曲がりくねった「きつね坂」は、春になると桜が咲き誇り、思わず写真を撮りたくなる美しさです。
島遍路の道つくりボランティアも
地元有志による「道つくり」活動が続けられていて、訪れる人も参加してみると、より深く島にふれられます。
Spot Information
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所在地
〒769-1108 香川県三豊市詫間町粟島1601