【秋会期50日前】粟島の記憶が踊り出す|前納依里子さんが監修する瀬戸芸オープニング記念セレモニーの舞台裏

■特別企画


粟島会場オープニング記念セレモニー
瀬戸内国際芸術祭2025 秋会期に向けて


秋会期・粟島会場のオープニング記念セレモニーを開催
粟島でのインタビューを実施

当時の暮らしを島民の方からヒアリング

2025年10月5日、瀬戸内国際芸術祭2025の秋会期開幕に合わせて、
粟島会場のオープニング記念セレモニーが旧粟島小学校で開催されます。

ダンス・音楽・演劇が融合する舞台を監修するのは、三豊市地域おこし協力隊(ダンス部門)として活動する前納依里子(まえの よりこ)さん
島に住む方たちが語る“粟島の記憶”が、音と身体でよみがえります。


舞台となるのは旧粟島小学校

美しい瀬戸内海を一望できる島の小学校の屋上

かつて島の子どもたちの笑い声が響いた旧粟島小学校の校舎を舞台に、ダンス・音楽・演劇が溶け合う「粟島の記憶のコラージュ」が繰り広げられます。

前納さんは、幼少期からバレエ・声楽・ジャズダンスを学び、ベルリンでも振付家・ダンサー・ダンス教育者として活動してきた経歴を持ちます。今回、島の“記憶”を舞台芸術として昇華させます。


島の「生の声」を舞台へ

船乗り時代の記憶を振り返り、今の私たちに伝えたいことをお話しいただきました。


この日、前納さんは粟島に暮らす元船乗りをされていた方へインタビューを作品制作にあたり実施しました。

  • 終戦後、広い海を渡った話
  • 島から見た戦争の時代
  • 船の上で出会った風景や人々の声

歴史の教科書には載らないけれど、確かにこの島で息づいてきた物語が、音声としても記録され、舞台の音楽に組み込まれます。


「記憶」が動き、響き合うーそんな空間を演出したい。


私たちも、前納さんと島を歩きながら、島のあちこちにちりばめられた
眠っていた「島の記憶」や「残されたもの」を辿り、舞台に昇華できるものがないか探していきました。

現在、改装中の海員学校にも「船乗り」の当時の様子がうかがえる資料が残っています。

記憶の声が音楽となり、歴史の時間がダンスとして流れ、島の空気が舞台全体に立ちのぼります。
完成形はまだ誰にもわかりませんが、その未知こそが大きな魅力です。


演出・企画 を担当する前納さんから皆さんへメッセージ

瀬戸芸が香川移住のきっかけである私にとって、今回の演出は喜びであり、大きな挑戦です。
粟島の歴史や文化を知れば知るほど、この島が“まるごと一艘の船”のように、時間と空間を漂ってきた姿が見えてきました。
船員学校、漂流郵便局、ぶいぶいガーデン…島の創造性をすべて1時間の巡回型ミックスメディア・パフォーマンスに詰め込みます。必ずいいものをお見せしますので、ぜひ10月5日は粟島へお越しください。


開催概要

【粟島|オープニング記念セレモニー】

入場料:無料(申込不要)

日 時:2025年10月5日(日) 14:15~

会 場:旧粟島小学校(香川県三豊市詫間町粟島)

※時間は変更となる場合がございます。
詳細は、「℃|瀬戸内・三豊の島旅ガイド」でお知らせしていきますので、更新をご確認ください。

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