芸術を通じて地域とつながる「粟島芸術家村」
粟島芸術家村事業(粟島アーティスト・イン・レジデンス)は、若手芸術家を粟島へ招き、地域の人々との交流を通して創作活動を行う事業です。
文化芸術による地域活性化を目的として、平成22年度から実施しています。
交流の第一歩となる入村式
2026年7月12日、「粟島芸術家村2026 入村式」を開催。
入村式は、今年度粟島芸術家村に滞在するアーティストを島民の皆さんへ紹介し、地域との交流のきっかけをつくることを目的に開催しています。

今年度入村したのは、谷口大智(たにぐち だいち)さんと柴田早穂(しばた さほ)さんの2人。
谷口さんは香川大学を卒業し、柴田さんは小豆島に在住するなど、ともに香川県にゆかりのある作家です。
粟島芸術家村事業の総合ディレクターは、東京藝術大学学長の日比野克彦(ひびの かつひこ)さんが務めています。

実は、会場で参加者を迎えた黒板の式次第は、毎年、日比野さんが自ら手書きで作成。
一つひとつ丁寧に書かれた式次第は、手書きならではの温かみが会場を包み込み、アーティストや島民を迎える入村式に彩りを添えています。
入村式の様子をご紹介
当日は、日比野さんをはじめ、島民や海ほたる隊など約45人が参加し、お二人の新たな門出を温かく迎えました。

地域からアーティストへエール
式では、市から歓迎のあいさつを行い、これまで粟島芸術家村事業を支えてくださっている島民や海ほたる隊の皆さんへ感謝の気持ちを伝えるとともに、お二人が実りある滞在を送れるよう、引き続き温かく見守り、支えていただきたいと呼びかけました。


続いて、滞在期間中のお二人の生活や創作活動をサポートする地域団体「粟島ぼ~い&が~るの会」の会長からも歓迎の言葉が贈られました。
お二人が安心して島での暮らしを送り、充実した創作活動に取り組めるよう地域全体で支えていきたいという思いが語られ、会場は温かな雰囲気に包まれました。
日比野さんが語る粟島芸術家村

2014年以来、粟島芸術家村事業のディレクターとして携わる日比野さんから、これまでの事業の歩みや、お二人のこれまでの活動が紹介されました。
また、島での暮らしや人との出会いを大切にしながら創作活動に取り組むことの意義や、この滞在が新たな作品や学びにつながる実りある時間となることへの期待が語られました。
アーティストから滞在への思い
最後に、谷口さん、柴田さんから、それぞれこれまでの活動を紹介するとともに、粟島で挑戦してみたいことや滞在中の制作活動への思いが語られました。

柴田さんは、滞在中の取り組みとして「粟島鋳造所」の立ち上げに挑戦したいという構想を紹介しました。
また、島民の皆さんと一緒に彫刻作品を制作したいという思いを語り、「ご家庭などで不要になった金属があれば、ぜひ提供していただけるとうれしいです」と、作品づくりへの協力を呼びかけました。

谷口さんは、身の回りのさまざまなものを観察したり収集したりすることを制作活動に取り入れていることを紹介。
粟島では、島を歩きながら身近なものを観察するとともに、海へ出て海洋調査のような活動にも取り組みたいと話し、島での新たな発見を作品づくりにつなげていきたいという思いを語りました。
これから約3か月間、お二人は粟島で暮らしながら作品制作に取り組みます。
島での出会いや日々の暮らしから、どのような作品が生まれるのか、10月上旬に開催予定の成果発表展が今から楽しみです。
人と人をつなぐ交流会
入村式終了後は、アーティストや島民の皆さんが参加する交流会を開催。


谷口さん、柴田さんは島民の皆さんと積極的に交流し、これまで手がけてきた作品を紹介しながら、それぞれの制作活動について語りました。
また、島民の皆さんから粟島の魅力や暮らし、ものづくりのヒントを聞くなど、今後の作品制作につながる貴重な時間となりました。


一方、日比野さんと島民の皆さんは、これまでの粟島芸術家村での思い出や歴代アーティストとのエピソードに花を咲かせ、長年にわたり築いてきた深いつながりが感じられる和やかな交流の場となりました。
さいごに

成果発表展は10月上旬の開催を予定しています。
この記事をご覧いただいた皆さんも、ぜひ粟島へ足を運び、お二人が島で過ごした時間や地域との交流から生まれた作品をご覧ください。
皆さまのお越しを粟島でお待ちしています。
お問い合わせ
三豊市 政策部 産業政策課
0875-73-3012(平日8:30〜17:15)
sangyou@city.mitoyo.lg.jp


