瀬戸内国際芸術祭
粟島会場について
粟島は瀬戸内国際芸術祭2025【秋会期】の会場です。秋会期は2025年10月3日(金)〜11月9日(日)です。
2025年10月23日(木)と10月30日(木)はお休みです。
10:00~16:30です。
日比野克彦さん「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト ソコソコ想像所」やエステル・ストッカーさん「思考の輪郭」など、9か所8作品を鑑賞できます。作品一覧や場所、鑑賞料などの詳細は、瀬戸内国際芸術祭2025公式WEBサイトをご覧ください。
全体として2時間半ほどあれば十分に楽しめます。作品は港周辺に集中しており、最も遠い作品でも港から徒歩約7分です。9か所8作品をすべて回っても、移動を含めて約2時間で見学可能です。特に「粟島芸術家村」では過去のアーティスト作品やタラ号関連展示などもあり、30分程度かけてご覧いただくのがおすすめです。
とくに連休は混雑が予想されます。瀬戸内国際芸術祭2025公式WEBサイトで公開されている「混雑予想カレンダー」を参照ください。
瀬戸内は温暖少雨のエリアですが、島なので風が強い日や急な雨もあるため注意が必要です。
9月下旬〜10月前半
- 気候:昼間は25℃前後とまだ暑さが残りますが、朝夕は20℃を下回ることもあり、涼しさを感じます。
- 服装:半袖+薄手の羽織り(カーディガンやシャツ)で調整。日差しが強いので帽子も◎。
10月中旬〜下旬
- 気候:さわやかな秋晴れが多く、日中は20℃前後。朝晩は肌寒く、15℃前後まで下がる日もあります。
- 服装:長袖シャツや薄手のニット+軽めのジャケット。朝晩のためにストールやパーカーを持っておくと安心。
11月初旬
- 秋が深まり、最高気温は15〜18℃程度。冷たい北風が吹く日もあり、上着が必要になります。
- ニットやセーター+コート(ウールコートや中綿ジャケット)。特に船移動の際は風を防げる上着がおすすめ。
島めぐりのポイント
- 歩きやすい靴(島内は坂道や石段も多いため)
- 風よけ・雨よけ(折り畳み傘や軽量レインジャケット)
- 体温調整できる重ね着(船や屋外での鑑賞に便利)
粟島の港周辺は平らで歩きやすく、瀬戸芸の作品を巡る際も快適に移動できます。一方で、島内散策やハイキングを楽しむ場合は坂道や起伏のある道もあるため、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
また、島内では「グリーンスローモビリティ」など、特徴的な乗り物で粟島の周遊を楽しむことができます。詳細は、瀬戸内国際芸術祭2025ページを参考にしてください。
はい、下記の場所で手荷物を預けることができます。
粟島案内所
- 場所:粟島港の桟橋を渡ったすぐ左側(Googleマップでみる)
- 時間:9:00〜16:30(休島日を除く)
- 料金:無料
JR詫間駅コインロッカー
- 場所:JR詫間駅 改札外(Googleマップでみる)
- 時間:24時間
- 料金:1日¥400~¥700
三豊市観光交流局
- 場所:JR詫間駅すぐとなり(Googleマップでみる)
- 時間:9:00-17:00(火曜定休)
- 料金:1日¥550
粟島へのアクセス
「アクセス」ページをご覧ください。
電車の到着時間にあわせて、8:00〜18:00の間運行します。各便は満席になり次第、順次出発します。万一乗り切れない方が出た場合も、すぐに次の便が来ますので、ご安心ください。
目安の出発時刻は以下のとおりです。
平日
- 8:10 発
- 8:50 発
- 9:40 発
- 10:20 発
- 11:10 発
- 12:20 発
- 13:20 発
- 14:50 発
休日
- 8:10 発
- 8:30 発
- 8:50 発
- 9:25 発
- 9:40 発
- 10:20 発
- 10:45 発
- 11:10 発
- 11:40 発
- 12:20 発
- 13:20 発
※上記はあくまで目安の時刻です。当日の運行状況により多少前後する場合があります。
鑑賞料と作品鑑賞パスポート
瀬戸内国際芸術祭2025の秋会期の主な会場は、瀬戸内の11の島に加え、沿岸部3エリアの合計14エリアです。※()内は各島の休島日です。
- 本島・高見島・粟島・伊吹島 (10月23日(木)、10月30日(木))
- 大島 (10月4日(土)、10月22日(水)、10月29日(水))
- 女木島・男木島・小豆島 (10月22日(水)、10月29日(水))
- 豊島・犬島 (原則、毎週火曜日)
- 直島 (原則、毎週月曜日)
- 宇多津エリア
- 高松港エリア
- 宇野港エリア
以下の3作品は、屋外作品のため無料で鑑賞が可能です。
- 【aw01-2】 Re-ing-A / 日比野克彦
- 【aw17】《ボーダレス》ベトナム移民の庭(No.11)移民の庭の神殿 / トゥアン・マ
- 【aw17】《ボーダレス》ベトナム移民の庭(No.11)灯台の庭 / トゥアン・マミ
以下の作品が有料です。
「粟島芸術家村」3作品共通チケット 1,000円
「粟島芸術家村」内にある以下の3作品は、この入場料を支払うと全て鑑賞できます。
- 【aw01-1】ソコソコ想像所 / 日比野克彦
- 【aw14】粟島の記憶を染める / 柏木崇吾
- 【aw15】航海する記憶の船ーノマドギャラリーin粟島 / タオリグ・サリナ
個別鑑賞料 500円
- 【aw06】思考の輪郭 / エステル・ストッカー
- 【aw16】帰り着く家ー瀬戸内粟島古家滞留積層脳海図像・2025 / 青野文昭
- 【aw18】Awashima,Fall / グエン・チン・ティ
会期中、芸術祭の参加作品(施設)を各1回鑑賞できる有料パスポートです。作品鑑賞パスポートがあれば、粟島会場に限らず芸術祭の200以上の作品や施設のほとんどが鑑賞可能となり、作品ごとに鑑賞料を支払うよりも大変お得で便利に作品めぐりができます。(※一部、別料金の作品や美術館等があります)
作品鑑賞パスポートの購入方法や注意事項などの詳細は、瀬戸内国際芸術祭2025公式WEBサイトをご覧ください。
スマホアプリでいつでも購入できるデジタルパスポートと、オンラインや現地で購入できる紙冊子の作品鑑賞パスポートの2種類があります。
また、それぞれ「オールシーズンパスポート(通期)」と「1シーズンパスポート(各会期別)」があります。
オールシーズンパスポート(通期)
- 料金:5,500円
- 期間:2025年4月18日(金)~11月9日(日)の107日間 (各会期中のみ)
1シーズンパスポート(各会期別)
- 料金:4,500円
- 期間:2025年10月3日(金)~11月9日(日)の38日間(秋会期)
※それぞれの有効期限内において、1枚につき1人のみ有効。
※対象有料作品1作品につき、1回のみの無料鑑賞が可能。
粟島だけを巡るなら、個別に支払う方がお得です。1シーズンパスポートが4,500円のところ、粟島の有料作品の鑑賞料の合計額は2,500円です。
他の島やエリアを巡るなら、パスポートの方がお得です。
※島の組み合わせによっては個別に支払う方がお得な場合もあります。
有料作品の個別鑑賞料は、各作品の受付で現金でお支払いください。作品鑑賞パスポートをお持ちの方は、各作品の受付でご提示ください。
いいえ、作品鑑賞パスポートの払戻しはできません。
いいえ、引換券の払戻しはできません。
いいえ、作品鑑賞パスポートの高齢者・障がい者割引はありません。
いいえ、1冊(枚)につき1名分です。複数名での使い回しはできません。
瀬戸芸2025ボランティア
下記のURLから瀬戸芸ボランティアのお申込みができます。
作品受付をお願いします。特別な知識は必要ありません。瀬戸芸を支えながらアートを間近で楽しむチャンスです。地元の魅力を発信し、来訪者との交流も楽しめます。
来場者の作品鑑賞の受付が主な活動となります。瀬戸芸ボランティアとは別で、粟島全般の活動を行う「海ほたる隊」というボランティアチームもあります。こちらは島民との交流を通して、粟島のお困りごとを解決したりアート作品の制作や設営に関わることができます。下記のURLからご登録ください。
【平日】
須田港に8:30集合~須田港を17:30解散
【休日】
須田港に7:00集合~須田港を17:30解散
詳細は下記URLをご確認ください。
本土から粟島に渡る汽船の乗船料を銀行振り込みで支給します。港までの移動費や宿泊費は参加者自身でご負担願います。
服装は自由です。動きやすい服装でご参加ください。昼食、飲み物、熱中症対策はご自身で用意をお願いします。
はい、ボランティア未経験でも問題ありません。
いいえ、ボランティア証明書の発行は行っておりません。
はい。粟島の島民の方もたくさん瀬戸芸ボランティアに参加しているので、島民と交流できます。
気候・地理
粟島は「瀬戸内海式気候」に属し、年間を通じて温暖で晴れの日が多く、降水量が少ないのが特徴です。梅雨や台風の時期を除けば雨は少なく、日照時間も長いため過ごしやすい気候です。
- 夏:蒸し暑い日が多く、夕方には「夕凪」と呼ばれる風が止む現象が見られ、美しい夕焼けを楽しめます。
- 冬:比較的温暖で雪はほとんど降りません。
- 季節の変わり目:朝晩と日中の寒暖差が大きいことがあり、羽織りものがあると安心です。
また、瀬戸内海の内海にあるため波が穏やかで航海に適した環境も、粟島の大きな特徴です。
歴史・文化
粟島の歴史は、江戸時代以前から瀬戸内海の航路上で明確に記録されており、近世の海運業で寄港地・中継港として機能していました。さらに、明治30年(西暦1897年)には日本で最初の地方海員養成学校(粟島海員学校)が設立され、本格的な海運教育の拠点としても歴史を刻み始めました。
- 古代~中世:瀬戸内海の航路上に位置し、周辺を往来する船の目印や寄港地として利用されていました。
- 江戸時代(北前船の時代):風待ち・潮待ちの港として多くの船が立ち寄り、漁業とともに海上交通の拠点として栄えました。
- 明治時代:1897年(明治30年)、日本初の国立海員養成学校「粟島海員学校」が開設され、全国から若者が集まる学びの島へとなりました。
- 近代~現代:人口は、1950年の1,911人が最大で、その後は減少の一途をたどり、現在は人口約120人。
海運業の変化に伴い人口は減少しましたが、海員学校跡や島の暮らしの記憶が文化財・芸術の舞台として活かされ、賑わいを見せています。
1897年に日本初の国立海員養成学校「粟島海員学校」が建てられ、多くの船員を育てました。昭和62年(1987年)に閉校しましたが、校舎は「粟島海洋記念館」として保存され、島のシンボルとなっています。現在は令和9年度まで改修工事中ですが、外観を見学することができます。
粟島には、北前船の寄港地として栄えた歴史や海運業に根ざした独自の文化があります。
海運文化の名残
江戸時代~明治時代、粟島は大阪と北海道を結ぶ北前船の寄港地として栄え、島民の多くが船乗りとして暮らしていました。島の伊勢神宮には、当時の北前船を描いた貴重な絵馬が残されています。
信仰と習俗
文政10年(1827年)に航海の安全を願って島内に石仏を寄進し、八十八カ所霊場が設けられました。旧暦3月21日の「大師市」では、お遍路さんをもてなす風習が続いていましたが、現在は島民の人口減少もあり、お接待が難しくなりました。地域の方のボランティアの手で島遍路の再生は続けられています。
伝説と民話
浦島太郎伝説にまつわる島としても知られ、亀を祀る亀戎神社や乙姫が訪れたとされる姫路の浜など、伝説ゆかりの地が残っています。
文化財・保存物
梵音寺のタブノキは県指定保存木として保護され、島の歴史と景観を伝える存在です。
また、無形民俗文化財「ももて祭」は、北前船時代からの海運文化や島民の暮らし、信仰、共同体の精神を今に伝えています。
粟島芸術家村は、2010年に立ち上げられた滞在型制作の拠点(アーティスト・イン・レジデンス)です。若手アーティストが毎年6月ごろから約4か月間、島民との交流を通じて作品制作を行い、成果発表展を三豊市独自で開催しています。
さらに、粟島は2013年から瀬戸内国際芸術祭にも参加しており、これまで数々の作品が島内で発表されてきました。特に、粟島の「船乗りの歴史」や北前船の寄港地として栄えた風土にインスピレーションを得た作品も多く、現在も『漂流郵便局』など、国内外からファンが訪れる人気スポットとなっています。
このように、粟島ではアート制作・展示と島の歴史・文化が融合し、地域の魅力発信と文化継承の両立が行われています。
粟島は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、自然豊かな環境と穏やかな人々が特徴です。
粟島独自の移住情報サイトはありませんが、三豊市の「空き家バンク」に情報が掲載される場合があります。
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