【イベントレポート】8/31(日)柏木崇吾さんワークショップ「粟島の記憶を染める」

芸術家・柏木崇吾さんのワークショップ 「粟島の記憶を染める」

2025年8月31日、粟島で活動中の芸術家・柏木崇吾さんによるワークショップ「粟島の記憶を染める」が開催されました。今回のテーマは、島の自然をそのまま色に変えて、作品として残すこと。子どもたちや親子連れが参加し、島の風景と自分たちの手を使って、粟島ならではの色を染め出しました。

島の素材を探す冒険から

午前中はまず、材料集め。海辺や路地を歩きながら、子どもたちは次々に発見を口にします。

「カニつかまえた!みんな見て!」
「この草、すごい紫だよ!」

袋の中がどんどん色でいっぱいになっていくたびに、探検隊のようなわくわく感が広がっていきました。

自然の色を引き出す

集めた素材は鍋へ投入。火にかけると、煮立つ音とともに鮮やかな色が現れます。
「うわー、紫になった!」
「これ入れたらもっと濃くなるかな?」
子どもたちはアロエをハサミで切ったり、草をちぎって入れたりと、小さな研究者のように真剣。鍋の前では笑い声と驚きの声が絶えませんでした。

石を割り、和紙に描く

会場の一角では、キャンバスになる石をハンマーで割る作業も。
何度も挑戦しながら、自分の力で形をつくっていくその姿は真剣そのもの。
仕上げは、できあがった自然の塗料を筆につけ、和紙や石に絵を描いていきます。
それぞれの記憶が色と線になり、和紙に刻まれていきました。

未来へつながる共同制作

完成した和紙ピースは、この秋の瀬戸内国際芸術祭・粟島会場で作品の一部として使用されます。島の自然から生まれた色と、子どもたちの手仕事が合わさった作品は、訪れる人々に「粟島で過ごした時間の手触り」を伝えてくれることでしょう。

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